浄土宗(じょうどしゅう)

◆宗  祖:圓光大師法然(1133〜1212)
◆在家本尊:阿弥陀如来
◆脇侍 右:善導大師
◆脇侍 左:圓光大師(法然)
◆唱  名:南無阿弥陀仏
◆総本山 :浄土宗/知恩院
      浄土宗西山禅林寺派/禅林寺 西山浄土宗/光明寺 
      浄土宗西山深草派/誓願寺

宗派概要

 平安末期から鎌倉初期にかけて広まった末法思想が広まる中、法然は南無阿弥陀仏によって極楽浄土に往生出来るという『専修念仏』を説いて浄土宗を開宗しました。
 法然は9歳で出家し、13歳で比叡山に入り天台教学を学びます。
 比叡山において恵心の「往生要集」から引用された善導の「観経疏」に触発され比叡山を下り、吉水に草庵をむすび多くの門人らと布教活動に励みました。
 その弟子たちの中には後に浄土真宗を開く親鸞や時宗の開祖の一遍らが名を連ね、専修念仏志向は大きな広まりをみせます。
 江戸期には増上寺が徳川家の菩提寺であったことで寛永寺とその勢力を互いに競合し発展しました。

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