律宗(りっしゅう)

◆宗  祖:道宣(596〜667)・鑑真(668〜763)
◆宝  号:南無毘盧舎那仏
◆総本山 :唐招提寺

宗派概要

 中国の唐時代に道宣によって、大成された大乗仏教の宗派の一つで、鑑真によってつたえられました。仏教の教義研究を主とする学問仏教の宗派です。
 鑑真は東大寺に日本で始めての戒壇院を設け、又戒律を修める根本道場として唐招提寺を開き布教につとめました。
律とは戒律のことであり、身(行動)・口(表現)・意(精神)のすべてにおよび、これらを守り実践することが仏へ至る道だと説いています。
 一時期には、真言宗に包括されたことがありますが、 後年独立し、一部が真言密教と融合して、真言律宗として独立し西大寺を総本山としています。

前のページへ戻る

次の記事へ