時宗(じしゅう)
◆宗 祖:証誠大師一遍(1239〜1289)
◆在家本尊:阿弥陀如来
◆脇侍 右:一遍上人
◆脇侍 左:真教上人
◆唱 名:南無阿弥陀仏
◆総本山 :遊行寺(清浄光寺)
宗派概要
一遍は10歳で出家し、太宰府に法然の孫弟子の聖達に浄土教を学び、後に全国各地を巡礼し、熊野参龍時感得し一遍と名乗りました。西山派の念仏を捨て空也上人を相承の師として勧進帳念仏札を携え各地を念仏遊行し遊行上人と云われました。
一遍没後、弟子の真教が教団を組織し相模に当麻道場無量光寺を建立しました。
第三代智得が第四代呑海に師の地位を譲った後、呑海と智得の弟子智光とが対立、智光は無量光寺に当麻派を興し、呑海は藤沢清浄光寺に遊行派を形成しました。
そして江戸期には遊行派が優勢となり、清浄光寺(遊行寺)が総本山となりました。