精霊棚(盆棚)

 ご先祖さまの霊をお迎えする場所として、お仏壇とは別に精霊棚といわれる棚を作ります。地域によって様々な様式がありますが一般的には簡単な組立式の既製品が便利でしょう。
 金襴布を掛けて豪華に荘厳し、まこもの半ゴザを敷いて茄子と胡瓜で形取った牛馬などのお盆用品をお飾りします。居住環境の変化により最近ではお仏壇の前にお飾りする場合もあります。

精霊棚のお飾り

 精霊棚の正面に十三仏の掛軸を掛け、最上段にお仏壇よりお位牌を取り出してご安置し、中棚には供養膳を中心として百味五果といわれる果物や夏野菜そして菓子・団子・そうめんなどをお供えします。下段にはまこものゴザを敷き、蓮の葉に水の子や馬と牛などの盆用品をお飾りします。また、地域によってミソハギやほうずきなどをお飾りする場合もあります。
 そして経机を最前に置き香炉やロウソク立などの仏具を揃えます。

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